かぜなどの急性疾患にも漢方薬は有効です

かぜに漢方薬をお勧めするのは大きな利点があるからです
かぜとは
かぜとはウイルスや細菌といった病原体により鼻やのどに引き起こされる炎症で生じる一連の症状のことを指します。主な症状は鼻症状(鼻水、鼻づまり)や喉の痛みで、発熱、頭痛、全身の倦怠感です。炎症が気管、気管支、肺にまで広がることで咳や痰などが見られるようになります。
かぜにもいろいろある
かぜと一言で表現される中にもいろいろな状態があります。かぜの引き始めに高熱と頭痛の激しい症状を呈する人もいれば、何となくだるい症状から始まり、高熱は出ないけれど徐々にのどが痛くなって咳や鼻水が出るようになる人もいます。また発症から4,5日経過して、熱は出なくなったけれど身体がだるい、咳が続く、食欲がないなどの症状が続く人もいます。
なぜかぜに漢方薬?
このようにかぜにもいろいろな状況があり、そしてそのかぜを引いている患者さんの体質もさまざまです。漢方薬は患者さんの体質、かぜの状況に応じて処方の選択肢に広がりがあります。漢方薬は熱があるから解熱剤を飲むといった画一的な対処ではなく、身体の自然治癒力を損なわずに高める治療法です。
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