65歳を過ぎたら肺炎球菌ワクチンによる予防を考えましょう

  
肺炎にかかると、体力が低下することが多く、
特にその影響は65歳以上では顕著になります。
日常生活の動作がしにくくなることから始まり
心身の機能の低下、果てには寝たきりになったり
食べ物を飲み込む力が弱まってしまい、
結局は生命に関わることにつながることも多くあります。
つまり肺炎が引き金になって
健康寿命(介護などを必要とせず、健康でいられる期間)が短縮してしまいます。
肺炎はさまざまな要因で発症しますが、
原因菌として最多のものは肺炎球菌であり、
これを予防することで肺炎発症リスクの低下、
そして健康寿命を延ばすことにつながると考えられます。
 

インフルエンザワクチンと同時接種をお勧めします

肺炎球菌性肺炎はとくにインフルエンザ後に合併して発症することも多く、
インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの両方を接種しておくことをお勧めします。
(肺炎球菌ワクチンはインフルエンザワクチンと同日に接種が可能です)
 

肺炎球菌ワクチンには2種類あります

すでに公費助成を利用してニューモバックス®を接種した方もいらっしゃるかと思いますが、もう1種類のワクチンが上市されており(プレベナー13®)、65歳以上の方に接種可能です。
成人肺炎診療ガイドライン2017でも2種類の肺炎球菌ワクチン接種が推奨されています。
 
島根大学医学部附属病院 内科学講座 呼吸器・臨床腫瘍学
磯部 威教授にご許可をいただき、
同講座ホームページ内の
「高齢者の肺炎球菌予防接種について」
にリンクさせていただきました。
ぜひご覧ください。
LinkIcon 高齢者の肺炎球菌予防接種について
 

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